ハッカーの攻撃を防ぐファイアウォール
2023年1月15日

utmの3つの種類を解説

utmとは、複数のセキュリティ対策を統合し、一つのシステムで管理を完結できるようにした製品のことです。サイバー攻撃の手口が多様化していく中で、一つ一つの対策を個別に行っていくには手間がかかります。そこで、様々な対策をまとめて管理できるようにして、コストや手間の削減を狙ったものがutmになります。utmはいくつかの種類に分けることが可能です。

クラウド型は、クラウド上にあるシステムを利用するタイプです。インストールの手間や機器の設置などの手間がなく、手軽に始められるのがメリットになります。拠点の増設や移転の際も機器の移動や追加の必要がなく、対応しやすいでしょう。保守点検もベンダー側が行うので運用コストも抑えられますが、クラウド側でトラブルが発生した場合に全体に影響を受けてしまうので注意が必要です。

インストール型は、製品を社内のサーバーにインストールして使用するタイプです。基本的に専門知識を持った担当者によって管理される必要があります。問題が発生したのサポートもベンダーによって異なっているので、運用のためにはしっかりとした体制作りが重要です。アプライアンス型は物理的な機器を設置することによって導入するタイプです。

設置の手間があるので拠点の増加の際には工数がかかりますが、トラブルが発生した場合に自社内でメンテナンスできるのがメリットになります。管理はクラウドで行えますが、リモートによる操作も可能。トラブルが起きても影響を1カ所に抑えられるのがメリットです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です