モノのインターネットはスマートフォンやパソコン、家電、自動車などたくさんのデバイスに繋がっています。インターネットを通して繋がっている機器は他にも多数あり、たとえばスマートスピーカーや工業用ロボット、ネットワークカメラなどもその代表でしょう。どのデバイスも生活を豊かにしてくれる存在であり、これまでになかったユーザビリティを実現してくれます。一方でこれらのデバイスやシステムを安全に使うためには、IoTセキュリティ対策が必須となっています。
これまでに登場したデバイスに加えて、将来的には自動運転を行うAIや多種多様な家電を操作するスマートデバイスなども登場するでしょう。IoTセキュリティ対策は登場しうるデバイスやシステムに対応しながら、欠かさず行っていくことを求められます。IoTセキュリティ対策では基本的な要素を抑えることが、まずは重要になるでしょう。自社内でシステムを管理している場合はその内容の確認や、インターネットの経路のチェックなどが代表です。
システムの確認は自社でどのような管理を行っているのかの把握にも繋がり、リスクを炙り出しながらより最適な運用の構築を行うこともできます。経路を確認する際に重要なのは、どの機器がどんな接続に使われ、どうやってデータのやり取りがされているのか把握することです。放置したままのルーターのポートを閉じる、パスワードを変更するといった行動も、IoTセキュリティ対策として役立つでしょう。