IoTの課題とされているのがセキュリティーです。モノとモノをつなぐIoTは、医療・物流・交通・製造など他、様々な用途で高い潜在力を有しており、効率性と利便性を高めてくれると期待されています。その一方で懸念されているのが、セキュリティーです。冷蔵庫やエアコンなどの生活家電からスマホやタブレットといった情報デバイス、自動車や無線システムなど様々な機器に搭載されているIoTが、マルウェアやスパイウェア、ウイルスによって侵入され、思わぬトラブルを起こす可能性があります。
モノとモノとがやり取りする情報は、個人に関するものを含む様々な情報をやり取りするために、定期的なセキュリティ対策が必須でしょう。IoTセキュリティ対策の中でも求められているのが、デバイスの設定のリモート管理と自動化です。特にICT要員のいない場合や特定の場所に分散されて設置された機器のリスクを低減する効果があり、遠隔操作して安全性を確保するため専門的な知識を持つ担当者が不要であるというメリットがあります。またデバイスごとに異なる接続方法式に対応したアクセス制御も重要なポイントです。
限定されたデバイスのみにアクセス権を与えることで、その他デバイスからのアクセスを拒否することができます。マルウェアなどによって不正に操作された際のリアルタイム検知と低負荷による処理能力が求められます。IoT機器それぞれの小さなリソースであっても束になると、強力な不正アクセスやハッキングになるため、セキュリティ対策を施した製品を利用することが求められます。