日本はアメリカや中国といった大国以上に、非常に優秀なセキュリティシステムを有した国です。昨今では鉄道の駅や公共施設でも数多くの防犯カメラが設置をされており、われわれが安心して暮らせる街づくりに尽力をしています。以前はアナログ式のビデオテープで映像を記録していたため、数多くのカメラを設置して管理をすることができませんでした。ところが1999年のブロードバンド化以降は、セキュリティ設備もIoT化へとシフトチェンジをしました。
ここでは簡単に、IoT技術をセキュリティに組み込むことで得られるメリットについて解説をしていきます。IoTとはモノのインターネットを指す言葉で、高速通信網を接続して利用をされます。2019年に登場した5G回線を使えばリアルタイムで対象となる機器を遠隔操作することが可能です。街中に取り付けられている防犯カメラの大半がセキュリティ会社が管理をしており、24時間365日いつでも中央指令室で映像チェックをなされています。
以前であればビデオテープを見直さないといけない装置でしたが、現在ではリアルタイムで周辺環境を見回すことが可能です。そしてIoTに接続していれば、端末の操作も遠隔でおこなえるのが大きなメリットといえるでしょう。カメラは固定タイプから駆動タイプが主流となっています。360度範囲をカバーするドーム型であれば、1台で広範囲をマークできるため、より高い防犯性能を発揮します。