ハッカーの攻撃を防ぐファイアウォール
2023年1月9日

ファイアウォールとその2つの種類について

ファイアウォールとは、外部と内部のネットワークが接する場所に設置する事で、外部からの不正な侵入や攻撃を防ぐソフトウェアおよびシステム、またはシステムを実装した機器を指します。事前に決められたルールを基に判断して、ネットワーク通信の許可または拒否する事により、サイバー攻撃や不正アクセス・ウイルスを防ぐ仕組みです。もともとは、火災の被害を最小限にするための防火壁を指しますが、インターネットの世界では、自分たちのコンピュータやネットワークを守るためのハードウェアやソフトウェアを、防火壁のような役割を担う事からファイアウォールと呼ばれています。加えて、アルファベットの頭文字を使用して「FW」と表す事もあります。

FWには大きく分けて2つの種類があり、1つは単体のコンピュータを守るパーソナルFWで、もう1つは自分たちのネットワーク全体を守るFWになります。パーソナルFWの場合は、個人で利用するためソフトウェアとして提供される事が多く、インストールして利用します。なお、ウインドウズをはじめ多くのパーソナルコンピュータでは、最初から本体にFW機能が搭載されています。もう1つのFWでは、企業内などで構築したネットワークで利用するため、インターネットと社内LANとの間にFWの機器を設置して、より高いセキュリティ対策とします。

その他では、インターネットサービスプロバイダーが利用者向けに、FWをサービスとして提供する場合があるため、サービスが提供されているかどうか確認して利用を検討してみてください。インターネットなど情報通信技術への社会の依存度が高まった現代で、安心してインターネットを利用するためにも、標準装備となりつつあるファイアウォールへの理解をぜひ深めてください。

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